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I am a kashibashiminⅡ


by kashibashimin
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栄光のbest 4! 続

一瞬の静寂は、主審の「集合!」の声により破られた。

両軍、ホームベースをはさんで対峙。
ここで、両監督の握手が行われる。

これぞ、アマチュアイズムの象徴ではないか。
相手を認め称え、その上で真の勝負をする。
殺伐とした時代の中にあって、
その光景は、まぶしく見える。

試合は、相手に2点を献上。
これは、ライトYの目測ミスからの2点。
ちょっと、ムードが悪い。

相手投手の調子もいい。
変則のフォームから繰り出す球は、
打てそうで打てない。

自軍、ゼロがつづく。

そして、3回の攻撃。
Mが、ソロアーチを演じる。
見事だ。
これは、1点と言う以上の
力を、チームに与えた。

鉄人Nも、2失点からはすばらしい内容がつづく。
ただ、淡々とミットめがけて投げる。
常に冷静。
相手も、手が出なくなった。

そして、逆転劇がここに始まる。
誰か忘れたが、二走者を置いて、
右中間の真ん中を破る。

3-2 逆転!

そして、最終回。
1点を追加。
4-2.

相手の、最後の攻撃。
1アウト2・3塁。

セカンドの走者が帰れば、同点である。
ピンチ!

ここで、相手も最後の底力を発揮。
クリーンヒットで、1点を返す。

しかし、次打者はアウト。
2アウト。

だが、同点のチャンスはまだづづく。

ここで、代打。
出てきた打者は、いかにも優しそうな
ちょっと、野球には縁のなさそな青年。

バットを短くもち構えるが、それは、野球経験者ではなかった。
あっけなく三振。

試合終了。
4-3で勝利!

両軍、最後の挨拶で並ぶ。
そこで、異例なことが・・・
主審がこう発したのである。

「久しぶりに、いい試合をみさせてもらいました!」と。

この発言の根拠は?

それは、両軍の正々堂々と戦った証。
そして、相手チームの礼儀。

相手ナインは、攻撃の際、
頭を下げて、主審と捕手に
「おねがいします!」と挨拶。
そして、投手にも挨拶をする。


最後の打者に、あの青年を送った意味は?
それは、全員野球。
技術の有る無しではない。
常日頃から、同じ職場で働き、そして苦しい練習を共にやって来た
全員の誇り。
だから、あの青年を代打に。
彼も、立派な戦者だ。
現に、1球だけ振り遅れながら、
バットに当てた。
その時の相手チームの歓声。
それに、何の偽りもなかった。
心のそこからの、エールであった。
こんなチーム他にない。

本当にいいチームだった。
試合後、全員が私たちに、激励と
最後の挨拶を頂いた。

あの監督の好人格が、チームカラーに反映している。

この試合、本年度のベストバウト最右翼だ。

※この試合のチン記録。
  前試合ヒーローのAMは。3死球。
  だか、1回だけしか死球は適用されず。
  あと2回は、逃げていないと指摘された。

  私も、レスト前に強烈にヒットを打たしていただいた。

  明日、ファイナルチャレンジ!
  乞うご期待!
by kashibashimin | 2006-07-09 20:57